お弁当つくって、
送り出して、
ごみだしして、
お洗濯をお外に干して、
晩御飯の支度をはじめて、
お昼からは懇談会に行って。
 
 
ああ、こんな風に毎日すごしていたならば、
何もひとつも踏み外す事など、そんな隙などないのだろうけれど。
そういう風に過ごすふうに私は出来ていなくて、
どうしても外に出なければ上手くいかないように創られていて、
出て行ってはくず折れてまたここに戻ってくる。

でも、女は家にいるもの、と決めている慣習は、
きっとそういう決まりでも作っておかないと、
行ったまま帰ってこない性をわかっていての生活の知恵なのかもしれない。

そうかんがえると、
私はほんとうに女で、
どこかへ行きたくて、
でも繋がっているためにいけなくて、
でもいつか、どこかへ行くための、
ここではないどこかをいつも探している。

だから、私の下にぶら下がっているものには、
そういう繋がりを考えずに、
どうあるべきか、ありたいかを貪欲に求めていって欲しいと願う。
それが、大きな物語を生きることであり、小さな物語を完結させる事だと思う。

会いたい。
本屋へ行こう。
そして、会ってこよう。

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