一度目(追記+ひみつ)
2006年4月25日 読書読み終わりました。くだんの本。もう一度読みますが。
流れる音楽は、セザール・フランクのフルートソナタです。
でもしかし。
興味をそそられる本を知る機会があるというのは、喜ばしい事です。
トレース。
トレース。
他の誰かと私とでは読み取れる分が違うのだろうけれど、
それでもこの幸福を感じていようと思う。
誰かからではなく、もう活字となったものから得るというのは、
何と安定しているんだろうか。
そう思うと、人との関わりは私にとって不必要なものになる。
人と違って、本は私の前から消え去ったりしないから。
私が消えないかぎり。
そう。
もしこんや眠ったまま、明日目がさめなかったとしても、
今私が得ている源はそれ自体不変であって、
それに恋しているということは、私の思うまま永遠に恋していられるということだから。
恋は苦しいものなのに、これはいつまでも甘美なままだから。
だから、もう、明日、目がさめなければいいとおもう。
私にとっては充分恋だったのだけれど、
彼にとっては同情だったんじゃないかと思う。
もしそうであったとしても、それはそれでいいとおもう。
いや、そう思わせて欲しい。
そう思うとね、気がらくになるから。
自分の存在に固執しなくてよくなるからね。
要は。
何の誰の役にもたてないくせに、
これっぽっちの才能もないくせに、
有り得ない自分をつくってでも、
誰かに必要とされたいと思う自分のどうしようもない欺瞞に、
それを自覚している自分に、
彼をとおして正当化しようとした自分に、
嫌気がさしているだけで。
恐らくはもう会う事もないだろう彼に、なにがどう、というわけではない。
だから。
だれもしらないうちに。
朝がきたら死んでいた、というのであればいいのに。
と本当におもう。
私は私を放棄する。
さようなら。
続きはひみつで
流れる音楽は、セザール・フランクのフルートソナタです。
でもしかし。
興味をそそられる本を知る機会があるというのは、喜ばしい事です。
トレース。
トレース。
他の誰かと私とでは読み取れる分が違うのだろうけれど、
それでもこの幸福を感じていようと思う。
誰かからではなく、もう活字となったものから得るというのは、
何と安定しているんだろうか。
そう思うと、人との関わりは私にとって不必要なものになる。
人と違って、本は私の前から消え去ったりしないから。
私が消えないかぎり。
そう。
もしこんや眠ったまま、明日目がさめなかったとしても、
今私が得ている源はそれ自体不変であって、
それに恋しているということは、私の思うまま永遠に恋していられるということだから。
恋は苦しいものなのに、これはいつまでも甘美なままだから。
だから、もう、明日、目がさめなければいいとおもう。
私にとっては充分恋だったのだけれど、
彼にとっては同情だったんじゃないかと思う。
もしそうであったとしても、それはそれでいいとおもう。
いや、そう思わせて欲しい。
そう思うとね、気がらくになるから。
自分の存在に固執しなくてよくなるからね。
要は。
何の誰の役にもたてないくせに、
これっぽっちの才能もないくせに、
有り得ない自分をつくってでも、
誰かに必要とされたいと思う自分のどうしようもない欺瞞に、
それを自覚している自分に、
彼をとおして正当化しようとした自分に、
嫌気がさしているだけで。
恐らくはもう会う事もないだろう彼に、なにがどう、というわけではない。
だから。
だれもしらないうちに。
朝がきたら死んでいた、というのであればいいのに。
と本当におもう。
私は私を放棄する。
さようなら。
続きはひみつで
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