「わがまま、

言ってすみません」
『ほんまやな。言い出したら聞かへんからな。』
「でも、真剣に考えたんです。去年の10月から。」
『わかってる。知ってた。』
「あの書類出すと、次はどういう扱いになるんでしょう」
『はっきりとはわからんけど。』
「課長もそう言ってました(笑)」
『他事業体と言うのを書いた人が今までいないからね』
「できるだけ誠実な手段とったつもりです」
『でも、思い通りに進むとは思わないように』
「はい。書いたと言う事自体に意味があると思っていますから」

なんだか、ジグソーパズルの欠けた部分に、ピースが置かれた感じ。
きっと形はあっていないのだろうけど、置かれた感じというのに意味があるような気がする。

きっとずっとひとりになりたかったんだ。
なりたかった、のではなくて、戻りたかった？のかも。
何かが置かれると、一人でいられる。大丈夫。