この件について

書くつもりは毛頭なかったのですけれど、この間話をした人との言葉と妙にリンクしてるような気がするので、自分が持っている考えを忘れないために書きとめておきます。

今のこの国とこの国の仕組みと意識は、やはり男性優位な部分が多分に残されているのだと思う。そう思っているうえで。

男だから女だからという区別は、性差が機能的に違うのだからそれを指していう場合仕方のないことだろう。
どれだけ努力をしても出来ない事もあるから。
例えば、男は子供を産むことはできない。とか。
どこかで読んだことがあるのだけれど、男性の体の中に子宮を作って、子供を育てることは可能なのだそうだ。ただ、出産時の大量出血に男性の身体は耐えられないらしい。女性の場合は止血する成分が大量に分泌されるんだとか。

さておき。
女だからだめ。という場合、男は男だからOKなのだ。
男の場合、嫌だといえないということだ。
女だからダメだとされるのが差別とされるなら、男だから『決まっている』というのも差別だろう。

人の作った決まりというのは往々にしてそういうものだと思う。
決まりが正しいか間違っているかというのは誰にもわからない。
時代によるニーズが違うから。
ただ、次の時代へ引き継ぐものとして、人の集団として、それとどう折り合いをつけて次の時代に委ねていくか、またはどう変えていくか、というのが常に試されている。
そう考えて、男であれ女であれ、たえず今にふさわしいものを選び、新しいものを生んでいく存在でありたい、と思う。