はだかの女性を描いています。
正確には、はだかの妊婦というのでしょう。きっと。

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同じ学校にかよう仲間が個展を開いていて、
このあいだ出張で早く帰れた夜、ギャラリーに立ち寄りました。
ひとつひとつへの想いの強さに圧倒されました。
本の装丁なんかに使ったら世界が広がりそうな、そんな絵を描く彼です。
ギャラリーのオーナーさんと三人でひとしきり盛り上がって帰ってきました。

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その彼から
「オーナーが『作品を持ってまた来てよ』と言ってましたよ」と。
いえいえ、私はまだそんな人様に見てもらえるようなものは描いていません。
でもその一方で、私にはもう時間がない、とどこかから声が聞こえる。
いつか、自分から絞り出したものに値段をつけて、ギャラリーに並べる日が来るのだろうか、そんなことを考える。

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なぜ、はだかの妊婦ばかりをかいているのかというと、彼女達がとても幸せそうに見えるからです。
彼女達の置かれている状況は知る由はないけれど、
・自分がいなければ生きていられないものがいる
・自分の存在が実感できる
・お風呂はきもちいい
などという点があるからだと思う。
(彼女らを目撃したのはスパー銭湯なので、「おふろ気持ちい〜」が入るのです)
彼女達のそのような幸せが一瞬でも長く続くといいなと思う。
自分の体の中に別の生命がいるという体験はそうそうできるものでは無いし、そういうふうに別の生命の生死を握ってるというのは自分が必要とされている最大の状態だとおもう。

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これもまた最近、ということなのだけれど。
紙のサイズを大きくしました。
今まではA4からB4サイズを使ってたのですが、A3にしました。
周りはA2以上にしてみたら、という。
そんなサイズは近くに売っていないので、画材やさんに行かねば。
でもそんな大きさにしたら、今のようにパステルだけでは描き切れないだろう。他の画材を試して見なければ。

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