直感は正直だということ

ひと月半ほど前に、この歳になって初めてピアスを開けた。

若い時にもピアスをしたいと思ったことはあったのだけれども、
その頃は少しでも可愛く綺麗に見えればと、
着飾ることを目的に思い描いていた気がする。

それが今では、自分が心地よくいたいからというのが理由で、
実際に開けてみると付け替えの時に穴がよく見えなくて
多少イライラくることもあるけど、概ね思い通りになってるように思う。

物事はこれと同じように、
していることは同じでも意味合いや考えが違うことがよくある。
同じ発言していても、他人と自分とでは根拠が違うなんてことは当然、
自分自身でもシーンや時期によって違う事も日常茶飯事だ。

心地よくいるために開けたピアスだが、
この頃街に出るたびにお店に並ぶピアスが気になって仕方がない。
開けて一段落したから、今度は気持ちが着飾る方にシフトしてきているようだ。

そんなこんなで最近、石付きのピアスをふたつ買った。
勿論、自分で。
買ってくれる人などいないし。

ひとつは、ブルートパーズ。
「チャンスを引き寄せる石」。
もうひとつは、ラブラドライト。
「勇気や希望、実行力も与えてくれる石」

そもそもスピリチュアルなことはあまり信じないので、
直感で惹かれた石を選んだのだけれど、
直感は自分の意志よりも正直なのかもしれない。
そしてやっぱり、着飾るよりも実益優位なようだ。