時がとまる。

2019年6月20日 日常
近くに住んで居るのにまだ2度しか訪れたことがないそこは
まるで異郷のようだった。

不用意に声を発すると、
それらが大きな音を立てて床に落ちてしまいそうなのだ、
着せ綿のように丁寧に包んで、
大事に発語する。

水出しのお茶と、りんごのコンポートのタルトを。

開け放たれた戸から続く庭には
ざるに乗せたご飯を目当てのスズメが遊び、

曇り空からの光さえ部屋に明るい。

そんな場所。

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